アインシュタインの電話番号
2011.04.27
Vimでref.vimを使って英辞郎で英単語をただちに検索する

昨日、Vimのref.vimを書いた。今日も同じくref.vimプラグインを使って、英和・和英辞書検索サービスの英辞郎 on the Webを利用して、英単語をただちに検索(和英も可)するための導入手順を書いてみる。といっても、Vim上で使用するテキストブラウザーをインストールできれば、この辞書検索はすぐに使えるようになる。

英辞郎 on the Webのref.vim実行結果

注意点として、前回のRubyのリファレンスは、ローカルにデータがあったのでネットにつながっていなくても利用できたけど、今回のは英辞郎 on the Webのサイトに接続して検索するので、オフラインでは利用できない。

今回も前回と同様に、下記のテキストブラウザー導入前にVim側ではref.vimが使用可能な状態になっていることが前提。

Macの場合

  • MacPortsやHomebrewを使って、elinksw3mlinkslynxいずれかのテキストブラウザーをインストールする^1
  • 今回は、Homebrewを使ってw3mをインストールした $ brew install w3m
  • Vimから適当に英単語を検索:Ref alc helloしてみて検索結果が出てきたら設定完了!!

Windowsの場合

  • Lynx for Win32から「Lynx286rel4THjp.exe 日本語環境用設定版 インストーラ」をダウンロードして、適当なディレクトリにインストールする
    • ここでのインストール場所ではLynxを使わないのでどこでもおk
  • インストール完了後、一度Lynxを起動して、正常に起動することを確認する
    • この初回起動時に、Lynxの設定ファイルlynx.cfgが同一ディレクトリ内に自動生成される
  • インストールしたディレクトリ[^2]からlynx.exelynx.cfgの2ファイルをコピーして、Vimのディレクトリ[^3]にペーストする
  • Vimから適当に英単語を検索:Ref alc helloしてみて検索結果が出てきたら設定完了!!

.vimrcでの設定

.vimrcでは、表示する行数や文字コードなどを設定できる。表示する行数は、自分の場合は39行目あたりが丁度よかった。文字コードは、自分の環境の場合はUTF-8をデフォルト値[^4]に設定している影響で、WindowsではShift-JISを指定しないと文字化けする。

""" ref.vim
nmap ,ra :<C-u>Ref alc<Space>
let g:ref_alc_start_linenumber = 39 " 表示する行数
let g:ref_alc_encoding = 'Shift-JIS' " 文字化けするならここで文字コードを指定してみる

この設定の場合だと、ノーマルモードで,ra helloとすれば、今までの例と同じように英辞郎 on the Webで「hello」を辞書検索できる。


Vimでref.vimを使ってRubyのリファレンスをただちに検索する Windows上でref-alcを使う - ::Eldesh a b = LEFT a | RIGHT b

[^2]: デフォルトではC:\Program Files\Lynx for Win32 [^3]: gvim.exeと同じ階層 [^4]: set encoding=utf-8